不動産会社様より横浜市都筑区にて、残置物回収及び家屋解体工事のご依頼をいただきました。
過去最大級案件?!
解体工事見積担当者と現場に伺いましたが、ここで問題が発生しました。
2階建の戸建てですが、お部屋の中の状態が凄まじく2階にたどり着くことができませんでした。
建物外周も庭木の枝が生い茂り、細部は確認ができませんでした。
放置されている車や複数のバイクが残っていたり、車の中にも残置部があるという状況でした。
解体工事の見積は外観から何とか形にできますが
残置物についてはほぼ全体像がつかめていないため、日数も人員数もトラック台数も未知数です。
いったん確認できた時点での概算をお伝えしつつ
現状では回収作業を進めてみないと正確な金額がだせないと説明する他ありません。
事後報告見積でOK!?
不動産会社のご担当者様も状況を理解されており、事後見積で構わないので進めてください。
とご指示をいただきましたが、何しろ初めてのパターンです。
解体工事の開始時期と擦り合わせながら、予定が入っていない日・時間を押さえつつ
それ以外でも時間があれば対応するという方法でスタートすることにしました。
各作業員で進捗情報を共有し、また事後報告時に情報が不足しないよう
トラック台数の履歴なども残しながら進めていきます。
作業を進めるにつれ全貌が明らかになっていきますが
明らかになるほどに完了が遠のいていく苦しい状況が続きました。
人員はいるけどトラックがないという時には袋詰め作業を進め
トラックはあるけど人がいない時には営業班も出動し完了を目指します。
室内残置回収完了時
見違える、とはこのことですね。
古いお宅特有の収納の多さにも悩まされました。
外周部については、解体班と連携し庭木の伐採後にとりかかりました。
車両はナンバーがついたままだったので
もろもろの手続き含め、不動産会社様へ確認をとりつつ進めました。
最後にユニック車で車両を撤去して、残置物回収作業は完了となりました。
最終的には年末年始をはさんで11日間の作業となり、トラックは20台分となりました。
事後見積とあわせて御請求書を提出させていただきました。
かなり大がかりな回収作業になるため、事前に近隣へご挨拶まわりもしていましたが
近隣の方もこの物件について心配されていたようで、作業中にお声をかけられることも多くありました。
空き家問題、ゴミ屋敷問題をひしひしと感じる現場でした。
解体班、引き続きご安全によろしく頼みます!!